育児

2007年11月24日 (土)

怒れ!公立 でも問題が違うか・・・

 私立中学校へ受験する子ども達の数が全国的に増えており、首都圏では小学生の5人に一人という物凄い数字になっているらしい。公立の中学校に対して不安があるのが原因のようだが、それにしてもこの現状は異常だとしか表現できない。

 先日、ある新聞に『受験生』の生活についての記事があった。その中で気になったのは『不眠の波は子供たちにまで押し寄せてきている』という表現。

 記事によると、来年1月の中学受験に向けて夜遅くまで勉強、どうしても朝は毎日のように布団から抜け出せない子どもが多くなっていると、ある子どもの一日のス ケジュ-ルを例にとって紹介している。

 この子の1日の生活日程は、放課後、学校の門を出ると母親が車で迎えにきており、そのまま塾へ。午後9時すぎまで授業を受け、その後も難しい問題を講師に聞くなどし、帰宅の途につくのは10時すぎ。夕食は母親が用意した『塾弁(塾で食べる弁当)』で済ませているというから、健康上からも問題。

 帰宅後は入浴して夜食をとり、学校や塾の宿題を済ませ、翌日の用意をしてから就寝となるのだが、友達との会話についていくため、ビデオにとったテレビドラマを早送りしながら見て、床に就くのが毎朝2時近くになるとのこと、これでは朝起きられないのが当たり前だろう。

 その子の話として『朝もつらいけれど、一番しんどいのは、学校での5時間目と6時間目の授業中。1、2時間目が体育や音楽の日は、家でゆっくり寝て3時間目から学校に行くときもある。学校に遅刻してもお母さんは怒らない。受験まであと2カ月は何とか頑張らなければ・・・』と紹介している。

 そこまでして私立中学校に入れる必要などあるのだろうか・・・と素朴な疑問を持ちたくもなるが、そんな親子から返ってくる答えは『公立の中学校はレベルが低く、イジメがあるから行きたくない・・・』という決まり文句・・・。

 これを公立の中学校側はどう受けて止めているのだろう。ここまで親からバカにされながら『学力テスト』の呪縛から抜けられず、テストの成績を1点2点上げることに汲々としているのが現状。

 悲しいことに、各地の教育委員会は、そのために『塾』の教師を講師にして『学力向上研修会』など開いているのだから、仕方ないと言えば仕方ないが、もう少し気合の入った教育関係者がいないのかと情けなくなる。

 このあたりは別の機会に回すとして、冒頭に述べた『不眠の波は子供たちにまで押し寄せてきている』という表現、このまま続けば、ますます子ども達の情緒は不安となり、ここまで努力したのに進学できない子どもか、公立の中学校に入ったら・・・。考えたくないが、何か背筋が寒くなる。

 記事が紹介する子どものように、毎日午前0時を過ぎて就寝する状態が長期間続くと、健康に良いわけはない。『脳機能の低下』など、わざわざ学者に指摘されなくても当たり前のことだろう。

 例によって病名をつけるのが好きな学者先生は『睡眠障害』という病名をつけているらしい。病名はともかく、睡眠時間が慢性的に不足したら大人でも精神的に不安定になるのだから、発達段階の子ども達にとっては決定的な肉体的精神的な機能障害に陥る危険性があるのは私にでもわかる理屈・・・。

 成長期の子ども達の心身の正常な発達を、わざわざ阻害するような社会の風潮は、悲しいことながらこれは『マンガ』としか表現できない。(田舎親父)

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