自然界のできごと

2007年10月10日 (水)

この時期彼岸花とは・・・

 今日は、40年以上前に行われた『東京オリンピック』の開会式の当日、抜けるような青空は今でも記憶に残っている。

 その日を記念して『体育の日』として国民の祝日になったのだが、一部の人たちの勝手な都合で、いつの間にか第二月曜日に格下げされ、年によって移動する『日にちが決まらぬ曖昧な祝日』になってしまった。

 そのことはさておき、10月になってやっと残暑がおさまり秋たけなわという季節になってきた。今年の夏の猛暑は酷く、しかもそれがそのまま秋の彼岸になっておさまらずとなると植物の体内時計までも狂わしているようだ。

 昨日雨模様の中、しばらく歩いていなかった近くの『四季の森公園』の中を通ったが、盛りは過ぎたとはいえ『彼岸花』が咲き乱れている姿にはびっくりしてしまった。

 火事花とか墓地花、あるいは魂を抜き取る花として、以前は忌避されていたこの花が最近は人気らしく、都会の公園や時には民家の庭にも植えられるようになっている。しかも、以前のように燃えるような真っ赤な色だけではなく、白やピンクの花まであるのにも驚くが、良く見るとなかなか味わいがある。

 彼岸花は、名前の通り不思議に秋の彼岸近くなると、一斉に地中から花芽の茎を地上に伸ばし花を咲かせるのだが、その花期は殆ど数日の誤差だったはず。なのに、今年に限っていえば、一部は彼岸前に咲き始めていたが、例年のように『一斉に・・・』という感じではなく、群落の中でも個の花によって時季がずれているように思えてならない。

 普通の感覚でない人間(これを個性と呼んでいるようだが)が増えたように思える社会だが、植物界にも普通ではない(個性的な)固体が増殖しているらしい。

 変な書き出しになってしまったが、昨日の朝刊に丹沢地域に『ヤマビル』が異常に発生しているという記事が載っていた。

 従来は山奥にしかいなかったヤマビルがふもとまで生息域を拡大し、住民やハイカーが吸血される被害が広がっているらしい。その被害は全国に及び、日常生活までもが脅かされているというから放置できない。

 ヤマビルはミミズの仲間で体長3~5センチで伸びると7センチ以上にもなるという。活動春から秋にかけて、特に高温と湿気が大好きとなると、日本での大発生は自然の理のように思われるが、今までは人里で悪さをすることは少なく、このような報道は珍しい。

 人や野生動物の血を吸い、吸血量は約1CCにもなるというから恐ろしい。雨や雨上がりの日に地面に出て待ち伏せして、野生動物はもとより人間でも、かまれてもほとんど痛みを感じず、出血が続いていても気づかない例も多いというからやっかいである。

 シカやイオシシが人間界に近づくようになったから、山奥にしか生息しないこのヤマビルが、これらの動物にくっついて人里に降りてきたという節が有力である。

 またまた野生動物たちにとっては濡れ衣え着せられたかっこうだが、実際には、それだけではなく人里の雑木林が荒れてしまい、落ち葉などもそのまま放置している場所が絶好の繁殖地になっているという現実も見逃せない。丹沢などは、登山客が運んでくることも多いというから驚いてしまう。

 彼岸花の開花期が異常に長くなっていること、ヤマビルの生育地域が著しく人間界に近くなっていること、その他、自然界での様々な異常も含めて、我々のまわりの自然界に異常事態が発生しているようだ。いやむしろ、人間の奢りが自然界の怒りを生んでいるようにも思える。

 今日は何か脈絡のない文章になってしまったが、だからといって彼岸花やヤマビルの勝手でしょう、ですませる話ではないと思うのだが・・・。(田舎親父)

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